View39(血清特異的IgE抗体検査)
◎一度の採血で39種類の項目が調べることができます。
◎検査の結果は1週間ほどかかります。
◎食物やその他のアレルゲンも調べたい方
(小学生以下のお子様の検査はしておりません)
<検査項目>
アレルギーとは?
私たちの体は、ウイルスや細菌といった異物が体内に入り込んできたときに、それらから体を守るために「免疫」という大切な仕組みが外敵をやっつけようとします。こんな頼りになるはずの免疫ですが、食べ物や花粉など体に害を及ぼさない物質に対しても、「外敵だ!」と過剰に反応してしまい、攻撃をしてしまい過ぎる結果に引き起こるのが「アレルギー」です。
花粉、ハウスダスト、ダニ、食物、薬物など、身の回りには多くのアレルゲンが存在しており、どのアレルゲンに反応するのかは人によって違います。
アレルギーがあるとどうなるの?
喘息やアレルギー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎など、様々なところに様々な症状が現れます。目や皮膚のかゆみなどです。耳鼻科では、主にアレルギー性鼻炎の治療を行います。
アレルギー性鼻炎とは?
症状としては、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどです。頭痛や倦怠感といった症状も起こることがあります。アレルギー性鼻炎の原因と言われてすぐに思い浮かぶのは「スギ花粉」です。しかし実際はスギ花粉以外の多くの花粉やダニ、カビ、ペットなどがアレルゲンでもアレルギー性鼻炎の症状が見られます。季節性(花粉症)と通年性(ダニやハウスダスト)があります
アレルギー検査の必要性
春先以外にくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が見られる場合、風邪とおもってしまう方も多いのですが、アレルギー性鼻炎を起こしている可能性もあります。
また、口腔アレルギー症候群(OAS)といって、特定の果物や野菜を摂取した数分後に、唇、口の中や喉が痒くなったり、腫れたりする場合があります。重症になると、のどの腫れにより呼吸ができなくなったり、血圧低下などのショック(アナフィラキシーショック)を招くこともあります。
そういった危険を回避することや、辛いアレルギー性鼻炎に症状に苦しまないためにも、自分のアレルギーをきちんと知って、薬だけに頼らずアレルゲンを回避することも重要です。
知ってほしい花粉治療の進め方
主にお薬での治療がメインとなります。
◎予防投与
あまり認知されておりませんが、この治療は症状を悪化させないためには非常に重要なことです。薬の効果が出てくるまでに約1〜2週間かかります。そのため、花粉が本格的に飛散する約2週間前からの服用をお勧めしております。薬は症状の軽い時期から毎日飲み続ける方がより効果を発揮します。一度症状が出てしまうと、落ち着くまでに時間を要することがあります。